
SCENE / 登山
登山・雪山
道に迷ったとき、けがで動けなくなったとき。木々や岩に囲まれた山では、上空から一人の人を見つけるのは簡単ではありません。
※画像はイメージです
WHEN
こんなときに
- 01
道迷いで現在地がわからない
山岳遭難の約3割は道迷いです。動き回らず、開けた場所で救助を待つときの目印になります。
- 02
滑落・けがで動けない
声を出し続けるのが難しいとき。広げておくだけで、目印であり続けます。
- 03
雪山・悪天候のあと
雪の上では、鮮やかなオレンジが白い地面によく映えます。天候が回復して捜索が始まったときに備えます。
どこに入れておく?
ザックの雨蓋や、ヒップベルト・ショルダーベルトのポケットなど、ザックを下ろさなくても取り出せる場所に入れておくのがおすすめです。
山岳遭難は増えている
警察庁の統計では、令和7年の山岳遭難は全国で3,122件、遭難者は3,623人で、いずれも前年より増えました。そのうち死者・行方不明者は332人です。遭難の態様別では「道迷い」が1,119人(30.9%)で、転倒(694人)や滑落(626人)を上回っています。
同じ統計では、携帯電話や無線機で救助を要請したのは発生件数の76.3%でした。残りの23.7%には、圏外やバッテリー切れで連絡できなかったケースも含まれています。また、単独登山の遭難者のうち死者・行方不明者の割合は15.3%で、複数人での登山(5.5%)より高くなっています。
出典:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(2026年6月18日)
上空から見つけてもらうために
山で救助を待つとき、捜索のヘリコプターから見えるのは、木々や岩のなかにある小さな点です。登山者の服やザックの色が周りに溶け込んでいると、さらに見つけにくくなります。
SEE/RESCUE STREAMER は、広げると鮮やかなオレンジの帯になり、「点」を長い「線」に変えます。尾根や雪の上、木の少ない斜面など、上空から見通しのよい場所で広げるのがポイントです。電池を使わないので、スマートフォンの電池が切れたあとも目印であり続けます。
いっしょに備えておきたいこと
ストリーマーは、道迷いや遭難を防ぐ道具ではありません。次の備えとセットで考えてください。
- 登山届(登山計画書)の提出:警察庁は、登山計画書は万一のときに素早く捜索・救助するための手掛かりになるとして、家族や職場と共有し、都道府県警察などへ提出するよう呼びかけています。長野県のように、条例で指定登山道での届出が必要な地域もあります。
- ヘッドライトと予備の電池:日没後の行動や、夜を越すときに欠かせません。
- スマートフォンの予備バッテリー:救助要請や地図アプリのために、電池を残しておきます。
- 地図・コンパス:電波が届かない場所でも現在地を確認できるようにします。
参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」/長野県「登山計画書を届出しましょう」
使うときのポイント
道に迷ったと気づいたら、むやみに動き回らず、救助を求めてから上空から見通しのよい場所で待ちます。マジックテープを外して本体を取り出し、帯を地面や雪の上に広げます。暗くなったら付属のライトスティックを折って発光させます。
ストリーマーは見つけてもらえる可能性を高めるための装備で、発見を確約するものではありません。


